最近スーパーで焼き鳥の総菜を見かけたら、ちょっと前に話題になったとある焼き鳥店のポスターを思い出した。当時はTwitterとかで結構盛り上がっていて、フォロワーの方のリツイートで知ったような記憶がある。
それがこれ。
どうやら、ねぎを担いで農道を歩く可愛らしい鳥のようだが、近寄って書いてある文字を読んでみると…
「では、ねぎまになってきます。」
なるほど、シュールすぎる。というか、ちょっとブラックユーモアな感じ。
実はこれ、兵庫県の伊丹駅にある「比内地鶏専門とりしげ」という焼き鳥店のポスターらしい。
ゴンザレスさんという方がツイートしたのをきっかけに拡散。しまいにはTVなどでも取り上げられるほど話題に。
衝撃的なポスターを見つけた・・・ pic.twitter.com/ZiEDOc43jm
— ゴンザレス (@Gonzalez_SF4) 2014, 11月 20
当時のネットの反響を見てみるとやはり色々な意見。「衝撃すぎる!」とか「吹いた」みたいな反響が多いが、それと同じくらい多いのが、ちょっぴり感傷に浸ってしまった人たち。
泣いた…
心えぐられる…
食べ物に感謝しないと…
ちなみに僕もその一人でした。
このポスターの善し悪しは別にして、確かに印象には残った。一目見て心に焼き付いた広告は久しく記憶にない。
で、このポスター、実はストーリー形式になっていてこのあとの続きがある。
せっかくなので始めから。
では、ねぎまになってきます。
まず、秋田の大自然で育った比内地鶏が”ねぎま”になるために、ねぎを担いで旅に出る。
「では、」というフレーズに何やら強い決意を感じてしまうのは僕だけか?
あ、けさ産んだ卵も持ってこればよかった。
次のシーンでは、車窓を見つめる鳥。
「持ってこればよかった。」
日本語間違いが何とも滑稽で愛くるしいが。
こんなところで食べられるわけにはいかない。
ようやく目的の町に到着(?)。すると追いかけてくる犬が。
必死で逃げる鳥。「こんなところで食べられるわけにはいかない。」
ここが個人的には一番好きかもしれない。
どうもー、食材です。
無事、「比内地鶏専門とりしげ」に到着した鳥。
「食材です。」って…。
笑えるんだけど、笑えない。
おわりに
ユニークなポスターで町おこしをしようという取り組みらしいが、ご想像の通り色々な感想があったようです。
印象に残るのは確かだけど、とはいえちょっとブラックジョークすぎるような。